韓国、米中貿易紛争で対中経常収支黒字が10年ぶりに最小
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.19 16:07
昨年の米中貿易葛藤の余波で、韓国の対中経常収支黒字が10年ぶりに最小水準を記録したことが分かった。
19日、韓国銀行が発表した報告書「2019年中の地域別国際収支(暫定)」によると、昨年韓国の経常収支黒字規模は599億7000万ドル(約6兆4130億円)で、前年(774億7000万ドル)比22.6%(175億ドル)減となった。特に、中国に対する経常収支黒字規模が252億4000万ドルで、前年(473億7000万ドル)比200億ドル以上減少した。昨年から本格化した米中貿易葛藤で、化学工業品など主な輸出品目単価が下落したうえ、半導体業界の状況不振と中国内の需要鈍化が重なりながら商品収支が大きく悪化した影響だ。対中経常収支は国際金融危機直後の2009年以降、最小規模の黒字を記録した。ただし、旅行収入が増加して旅行収支は小幅で改善した。