【コラム】K-POPは社会運動の武器になれるだろうか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.18 15:12
果たしてK-POPは政治的な音楽ジャンルになることができるだろうか。米国の人種差別撤廃デモにK-POPグローバルファンが積極的に参加したことで、K-POPの政治性が新しい話題として浮上した。米国のK-POPファンが警察の情報提供アプリに防弾少年団(BTS)、EXO(エクソ)などの動画を大量に投稿してデモ鎮圧を妨害した。デモ隊のスローガン「BLM(Black Lives Matter、黒人の命も大切)」に対抗して「WLM(White Lives Matter、白人の命も大切)」のハッシュタグが登場すると、K-POPの「ファンキャム(ファンが撮影した動画)」に「WLM」のハッシュタグをつけて無力化させた。K-POPファンダムのオンラインゲリラ戦に海外メディアは「(米国のデモの)予期できなかった同盟軍」(AP通信)、「ソーシャルメディア界の最も強力な軍隊」(CNN)と注目した。
K-POPのグローバルファンはK-POPスターや所属事務所にBLMを公開支持して寄付するように要請した。防弾少年団・NCT・Red Velvet(レッドベルベット)・MONSTA X・ATEEZ(エイティーズ)・CL(シーエル)などが「人種差別反対」を宣言した。寄付も相次いだ。防弾少年団がBLM側に100万ドル(約1億円)を寄付すると、ファンクラブARMYは27時間で同額を集めて寄付した。グローバルARMYは「私たちは黒人ARMYを愛している」という声明も発表した。