【中央時評】「参加の不足」と韓国の民主主義(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.12 10:08
一昨日6・10民主抗争33周年記念式で文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「韓国はより多い民主主義、より大きい民主主義、より多様な民主主義に向かっていくべきだ」と述べた。手続き的な民主主義と制度の民主主義を越え、実質的な民主主義と日常の民主主義へ向かうべきだという趣旨だ。主な民主主義の指標を中心に現在の韓国民主主義の現状と課題を考えてみたい。
最も広く知られた指標として英国週刊誌エコノミスト傘下の研究機関「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」(EIU)が毎年発表する民主主義の指標を挙げられる。EIU指標は選挙過程、政府機能、政治参加、政治文化、市民自由など5部門に分けて評価した後、平均を計算して国家別民主主義の水準を計る。2019年の発表をみると、韓国は評価対象167カ国の中で23位に日本(24位)と米国(25位)をリードしている。さらに、韓国は2008年以降世界20位圏序盤の民主主義国家としてその位置を維持してきた。33年間の短い民主主義の経験から注目すべき成果といえる。しかし、具体的には微妙な問題点が垣間見える。代表的に5部門の中で政治参加部門が比較的に低い点数を見せる。