「中止の事態は避けるために…」規模縮小する東京五輪
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.12 09:26
来年7月に1年間延期された東京五輪のアイデンティテが大きく変わる。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)拡大長期化に備えて大会規模と手続きを大幅に簡素化している。代わりに国際的イシューに対して積極的に声を出す方向で変化をすることにした。
国際オリンピック委員会(IOC)と東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は10日、テレビ会議を開いて東京五輪とパラリンピックの運営を簡素化することで合意した。これに関連し、日本政府は▼出場選手以外の関係者を大幅減員▼分野別効率性の強化▼サービス水準の下方修正▼五輪関連の各種行事規模縮小および再検討などの実務指針--を公開した。新しい基準に合わせて組織委は開閉会式規模の縮小、各競技場の入場観客数の調節、各国選手団の動線統制など実践方案を適用する。これらはすべて新型コロナ拡大の可能性を低くし、大会開催費用を減らすための苦肉の策だ。
組織委は日本政府の方針に合わせて翌月までに競技日程と場所を確定し、年内に五輪と関連した新型コロナ特別対策を樹立して発表する予定だ。来年3月に再開する聖火リレー行事から新しい防疫プログラムを稼動して試験運営することを目指す。