北朝鮮外相「二度とトランプに功績宣伝用の手土産持たせない…力つけていきたい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.12 09:12
北朝鮮の李善権(イ・ソングォン)外相が12日、「我が共和国の変わらぬ戦略的な目標は、米国の長期的な軍事的脅威を管理するための、より確実な力をつけていくこと」と述べた。
朝鮮中央通信はこの日、李外相が6・12米朝首脳会談2周年談話「我々が米国に送る答えは明らかだ」を通じて「2年前に極限まで大きくなった朝米(米朝)の関係改善への希望は、今日悪化上昇という絶望に変わり、朝鮮半島の平和繁栄のために一片の楽観さえ悲観的な悪夢の中に消えてしまった」と述べたと伝えた。
李外相はドナルド・トランプ米大統領を標的にして「我々は二度と何の見返りもなく米国の執権者に功績宣伝用の手土産を投げ与えることはない」と警告した。李外相は「我が国の最高指導部と米国大統領との親交関係が維持されても、実際に朝米関係が改善された点は一つもないのに、シンガポール(米朝首脳会談会場)で握手した手をつなぎ続ける必要があるだろうかという疑問が生じる」と指摘した。