韓経:非難の度合いを高める北朝鮮「文大統領、先任者よりひどい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.12 07:41
北朝鮮官営メディアが対北朝鮮ビラ散布問題に関連して連日韓国政府に非難の度合いを高めている。低俗な表現を使って露骨に不満を表わしている。
北朝鮮対外宣伝メディア「統一のこだま放送」は11日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領を批判した平壌市(ピョンヤンシ)人民委員会のイ・ヨンチョル部員の文章を載せた。彼は「平壌と白頭山(ペクトゥサン)で両手を高く上げて何かをするから信じてほしいと言った時はそれでも人間らしく見えた。ろうそく民心のおかげで執権したというからそれでも前の当局者とは少し違うだろうと考えた」とし、「しかし、違うどころかむしろ先任者よりひどいという気がする」と非難した。労働党統一戦線部傘下祖国統一研究院のハン・ソンイル室長もこのメディアに「(対北朝鮮ビラ散布の黙認は)一言でいうと、南北関係がすべて壊れても良いというのではないか」として「韓国当局はこれから最も苦痛で悪夢のような時間を送ることになるだろう」と脅した。
労働党機関紙「労働新聞」もこの日、南北関係の悪化の責任を韓国政府に転嫁する内容の論説を掲載した。この新聞は「今回の事態は確かに南北関係を壊そうと決心して飛びかかる北朝鮮に対する挑戦であり宣戦布告のようだ」として「後でどうなろうが、南北関係が総破産するといっても韓国当局者に相応する報復をすべきだというのがわが人民の鉄の意志」と明らかにした。