【社説】「慰安婦被害者憩いの場の所長」悲劇…残念だが捜査をうやむやにしてはいけない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.08 09:11
旧日本軍慰安婦被害者憩いの場であるソウル麻浦区延南洞(マポグ・ヨンナムドン)「平和の我が家」の所長Aさんが6日夜、自宅で遺体で発見された。「いつも自分のことよりおばあさんのことを優先していた」という李娜栄(イ・ナヨン)日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)理事長の言葉のように、16年間にわたって慰安婦被害者の同志であり、時には友や娘のように寄り添ってきたA所長の死は急なことで戸惑いを隠せず、非常に残念なことだ。
突然のAさんの死は、正義連の寄付金会計脱漏などの疑惑に対する検察捜査が進められている渦中に発生した。麻浦憩いの場も先月21日、家宅捜索を受けた。当時、正義連側は「資料を任意提出することで合意したのに検察が過剰捜査をしている」と反発した。検察は「正義連弁護士側が提出を拒否し、やむを得ず家宅捜索を執行した」と反論したが、正義連側は「事実ではない」とし、対立していた。