주요 기사 바로가기

【グローバルアイ】柿の木の下で口を広げる政治

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.05 09:47
0
禅譲。日本語では「王が王位を世襲せず、徳望のある人に譲る」という意味がある。安倍晋三氏の次の首相、「ポスト安倍」の有力候補の一人ある岸田文雄・自民党政調会長にはこの単語がしばしばついて回る。

安倍氏は自民党内最大派閥であるウルトラ保守「細田派」の実質的首長だ。反面、岸田氏はリベラル系名門派閥宏池会を率いる。岸田氏の地方区は原爆被害を受けた広島で、志向や気質が安倍氏とは違う状況だ。だが細田派に首相の器のある人物がいないと判断した安倍氏が首相職を岸田氏に譲ることに心を決めているというのが「禅譲説」の要諦だ。

 
岸田氏は安倍氏の下で4年7カ月間外相を務めた。そして2017年から今まで自民党内の要職である政調会長を務めている。2018年9月自民党総裁選挙戦の時は「安倍氏と正面対立するべき」という派閥内部の圧迫の中でも不出馬で安倍氏に対する義理を守った。強硬派の大将である安倍氏がハト派の岸田氏を推す理由については「穏健派の岸田氏を前面に出して改憲を成し遂げようとしている」「ライバルの石破茂元幹事長が総裁になることを阻止するための派閥大連合」などが囁かれている。

岸田氏としては、安倍氏からお墨付きさえもらえれば次期競争で絶対的有利の立場を確保できる。世論調査支持率は競争者の中で最下位水準だ。だが、日本の首相は国民が選ぶのではない。大きなミスなくうまく持ちこたえさえすれば、派閥連合で自民党総裁職と日本の首相職が転がり込んでくる。

柿の木の下で角度をよく計算して口さえ開けていればよい。もちろんこのような政治にも困難はある。自分の声を出すよりも安倍氏の表情をいつも気にしていなければならない。そうあるほどに存在感はますます薄くなる。

だが、それでも正面勝負をしようとすれば安倍氏から嫌われるのではないか怖い。できるようなできないような曖昧千万の苦しい政治だ。ところで柿が落ちてくるのを待っているのは何も岸田氏だけではないようだ。韓国の保守政治家の中にも同じような人々がかなりいるようだ。大統領選挙の挑戦が自身の最後の夢だと、2022年が最後の機会だと、次期大統領選挙に無限の責任感を感じると話す人々だ。

現在、彼らの支持率は口にすることさえ惨めな水準だ。だが、保守人物難の中で「うまくやれば柿が私の口に落ちてくるかもしれない」という期待が感じられる。総選挙の壊滅的惨敗からわずか50日、大統領選挙を云々するよりも崩壊した保守の土壌を耕し直すビジョンを悩むことこそ、彼らが今真っ先にしなければならないことだ。自分たちを「世宗(セジョン)」「太宗(テジョン」と呼ぶ与党と対決するには、柿の木の下で口を広げる政治では勝算があるわけがない。

ソ・スンウク/東京総局長

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0

    포토뷰어

    【グローバルアイ】柿の木の下で口を広げる政治

    2020.06.05 09:47
    뉴스 메뉴 보기
    【グローバルアイ】柿の木の下で口を広げる政治
    TOP