韓国大統領府、金与正副部長の「対北ビラ」の警告に「南北合意は守られなければならない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.04 17:13
青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)は4日、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長が談話で脱北者の対北ビラ散布を問題視し、9・19南北軍事合意の破棄などに言及したことについて「板門店(パンムンジョム)宣言と南北軍事合意は守らなければならない」と述べた。
青瓦台の関係者は同日午前、春秋館で記者団に会い、金部長の談話内容に関する質疑でこのように伝え、「金副部長の談話に対する(具体的な)内容は統一部が発表する予定」と慎重な立場を見せた。
金副部長は同日午前、自身名義の談話を通じて「もし南朝鮮当局が今回、自分の町内で同族に向けた悪意に満ちた雑音が出たことについて相応の措置を取らなければ金剛山(クムガンサン)観光廃止、開城(ケソン)工業地区の完全撤去、北南共同連絡事務所の閉鎖、北南軍事合意破棄になるか、しっかりと覚悟しておくべきだろう」と警告した。