【コラム】「半導体アルマゲドン」で韓国が生存する道は超格差技術(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.04 16:21
「冷戦が終わった当時、20年後にこのような新しい世界が生まれることを誰が予測しただろうか。天安門事件当時、中国がこのように登り龍になると想像した人はいただろうか。湾岸戦争当時に米国がこのように国力を浪費するとは誰が考えていただろうか」。朝日新聞の船橋洋一元主筆が「世界を動かす11人の大予測」として出した『新世界国々の興亡』(2010年)の序文に出てくる内容だ。
いま世界は10年前に予告された通りに進んでいる。貿易戦争に続いて大決別(Great Decoupling)に向かう米中経済戦争第2ラウンドは全く驚くことでない。コロナ事態はさらに速いペースで世界の軸が移動するきっかけになったにすぎない。ニューヨークタイムズ(NYT)は「米中両国が新冷戦へ向かっている」とし、貿易・技術・外交にわたる全面戦争が始まったと伝えた。米国の攻勢は▼中国の半導体技術確保の遮断▼米国の原子力技術の復興▼同盟国と中国の交流遮断--に集中している。トランプ大統領は先月14日、「中国とすべての関係を断つこともできる」と発言して火ぶたを切った。そして「新型コロナが実験室から出ようとコウモリから出ようと、中国が防ぐべきだった」と攻勢をかけた。