「義妹の家を売却した金、私の口座に…」 疑惑を大きくした慰安婦被害者支援団体元代表の釈明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.04 08:48
韓国野党「未来統合党」は3日、与党「共に民主党」の尹美香(ユン・ミヒャン)議員の夫の妹の住宅売却代金が尹氏夫婦のもとに入っていたことに注目して「当初から住宅の実際の所有主は尹氏夫婦ではなかったか」と主張した。統合党「慰安婦おばあさん被害真相究明タスクフォース(TF)」委員長である郭尚道(クァク・サンド)議員は、尹氏が提出した記者会見文に基づき、関連の住宅取引内訳や資金の出処などを追跡・分析した後、このような疑惑を提起した。
尹氏は5月29日の記者会見で、夫名義のアパートについて説明しながら「義妹キムさん名義の家を1億1000万ウォン(約986万円、実際は1億1500万ウォン)で売った」とし「これで夫名義のアパートを8500万ウォンで購入した後、残額(3000万ウォン)はその後、私の口座に入金した」と説明した。
このような資金の流れが一般的ではないと考えた郭委員長は義妹キムさん名義だった慶尚南道咸陽(キョンサンナムド・ハミャン)の一戸建て住宅の登記簿謄本を確保して分析した。1998年に建てられたこの住宅は、敷地面積321平方メートル(97坪)、建物面積82平方メートル(25坪)規模だ。該当の登記簿謄本などによると、義妹キムさんは2013年9月にこの住宅を5000万ウォンで購入した。4年後(2017年6月)、これを1億1500万ウォンで売却した。このお金は尹氏の夫であるキム・サムソクさんの口座に入金され、同年夫キムさんはこのお金で咸陽の別のアパートを8500万ウォンで購入した。このマンションは現在まで夫キムさんが所有中だ。残額3000万ウォンは夫キムさんが持っていたが、2018年4月尹氏の口座に入金した。