海外に舞台を広げたK-POP…「Iリスク」拡大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.03 10:17
防弾少年団(BTS)のメンバー、シュガのミックステープ『D-2』が「ビルボード200」チャートで11位を占めたとビルボードチャートの公式ツイッターアカウントが1日(現地時間)、明らかにした。韓国ソロ歌手のレコードとしては最高の記録だ。シュガが先月22日、「Agust D」という活動名で発表した『D-2』は80カ国および地域のアイチューンズ「トップアルバムチャート」の1位に上った。タイトル曲『Daechwita』に朝鮮時代の音楽「大吹打(テチュタ)」をサンプリングしてミュージックビデオも時代劇のロケ地で撮影するなど、韓国文化を積極的に再解釈したのも良い評価を得た。
だが、このような成果にも『D-2』の収録曲『What do you think?』に米国のカルト教団教祖であるジム・ジョーンズ氏の演説を使って論議を呼んだ。
ジム・ジョーンズ氏は1950年代人民寺院という新宗教を創始して900人余りの信徒を服毒させた人物だ。ところが、『What do you think?』の導入部に「あなたは死んでも生きるだろう。生きて信じる者は絶対に死なないだろう」というジム・ジョーンズ氏の過去の演説の一部が挿入されたこと。一部の海外ファンたちがツイッターなどを中心に「ユンギ(シュガの実名)が1977年ジム・ジョーンズ氏の演説で一部をサンプリングしたことは信じ難い」という反応を見せ、所属事務所であるBig Hitエンターテインメントはやっと事態の深刻性を認知した。Big Hitは先月31日「不適切なサンプルであることを知らなかった」として「該当部分を直ちに削除して再発売した」として頭を下げた。