韓国与党が過去の問題に照準、なぜ?…歴史的正当性を武器で権力強化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.02 11:56
与党発の歴史論争が政界に広がっている。真相調査要求、親日歴史論争、再審請求などが全方向に拡大し、「国会が歴史論争の場になっている」という声まで出ている。
韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相の不法政治資金事件には与党から支援射撃が続いていて、大韓航空(KAL)858機爆破事件はソル・フン民主党最高委員が率先している。白善ヨプ(ペク・ソンヨプ)将軍を死後に国立顕忠院に安置できるかという論争は、親日派の墓地撤去という主張につながった。「親日派軍人の罪状は戦功だけでは許されない」として金弘傑(キム・ホンゴル)民主党議員が論争に火をつけ、元喜龍(ウォン・ヒリョン)済州道(チェジュド)知事は「白将軍は韓国戦争(朝鮮戦争)の李舜臣(イ・スンシン)」と反論した。朴三得(パク・サムドゥク)国家報勲処長が「白将軍は現行法上、顕忠院安置の対象」と述べたが、与党では「親日派の墓を顕忠院から撤去すべき」(李寿珍民主党議員)という声が出ている。