【コラム】米中衝突と韓国の選択…確固たる外交原則を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.02 10:44
国際政治分野は「強大国政治」という特徴を持つ。19世紀の近代国際政治を理解する効果的な接近法は、島国の英国が欧州大陸の国を相手に展開した勢力均衡政策を眺めることだ。20世紀後半の50年間の国際政治全般を理解するためには米国とソ連の関係を分析すればよい。現在の国際秩序を最もよく理解する方法は米中関係に目を向けることだ。100%の同意はできないとしても、このような世の中を我々はG2と呼ぶ。
コロナが多くのものを変えている。国際政治領域では強大国の利己心を刺激し、文明史的な共感と透明性を持つ国の間の連帯感がさらに強調されるだろう。結果的に「選別的関係」が強化される見通しだ。しかし筆者はコロナ事態だけで世の中の大きな変化が到来するという指摘には同意しない。