【コラム】李容洙さんをなぜ「土着倭寇」にするのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.01 11:04
国会議員になった「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の尹美香(ユン・ミヒャン)前理事長は堂々としている。「だまされるだけだまされ、利用されるだけ利用された」という慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんに対する心からの謝罪と反省はない。親文(文在寅政権)支持者の「李容洙さん叩き」は度が過ぎる。
スタンフォード大心理学部のアルバート・バンデューラ名誉教授が提示した「道徳不活性(moral disengagement)」の典型的なケースだ。自分の利益のために破壊的な行為を犯した人は、罪の意識を感じず正当化を図る。自身の悪行について負担を感じないよう被害者を蔑む。非常に残忍な心理状態だ。