【社説】「変わり者」マスク氏のチャレンジ精神、韓国でも実現しなければ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.01 09:55
米国が騒がしい。いや、全世界が興奮している。宇宙旅行の夢が一層現実になっているからだ。国際宇宙ステーション(ISS)に到着する日程で打ち上げられた人類最初の民間有人宇宙船「クルードラゴン」のことだ。ペストの中でもルネッサンスの花が咲いたように、今回はコロナ事態の中で民間の力で宇宙に飛んでいく記録を塗り替えるようになった。
この場面を見ながら興奮とともに韓国の現実が重なるのも事実だ。息詰まる規制と古い教育制度の韓国では決して起こらないことであるためだ。クルードラゴンの打ち上げが注目を集める理由は民間企業家のチャレンジ精神とその夢を実現できる企業環境のためだ。何よりもクルードラゴンの打ち上げで最も米国らしいことを見せたという賛辞があふれる理由が何だろうか。米国は過去1世紀の間、科学技術をリードしてきた。人類の生活の利便性を高めた電話と電気から自動車・飛行機を経てインターネットに基盤を置くビッグテック時代は全部米国で花を咲かせた。