大統領選挙狙った「言いがかり」vs台湾狙う「大きな構想」…香港めぐる対立悪化
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.05.31 11:30
米中間の対立が一寸先を見通すことはできない状況に至っている。両国間の冷戦は激しくなる様相だ。当初の発端は新型コロナウイルスと関連した「中国責任論」だった。だが米大統領選挙などとかみ合わさり両国の対立が政治・経済・軍事など全方向に広がっている。
トランプ米大統領は中国を固く締め上げる強力な措置を相次いで出している。経済的にはグローバルサプライチェーンから中国を孤立させ、地政学的にはインド太平洋戦略を前面に出して封じ込めるというのが彼の大きな構想だ。中国政府は強力な報復を予告して対抗している。1月15日に1段階合意で貿易戦争の急な火を消した両国間の衝突が再び点火した格好だ。