半導体人材の輩出、スタンフォード大学が5倍増やす間ソウル大学は15年間足踏み状態
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.28 08:39
米国シリコンバレー付近のスタンフォード大学コンピュータ工学科の定員は今年745人で2008年(141人)に比べて5倍以上増えた。スタンフォード大学コンピュータ工学専攻者が過去10年間、全体工科大学の定員(1570人)の半分近くを占めるほど急増したわけだ。
スタンフォード大学コンピュータ工学科の卒業生はアップルやクアルコムに直行し、彼らはアップルとクアルコムが競争者を圧倒するスマートフォン用アプリケーションプロセッサ(AP)チップを設計するうえで決定的な役割を果たす。
ソウル大学コンピュータ工学科の定員は15年間55人を維持してきたが、今年大学入試選考(2021学年度)を経て70人に増えた。首都圏への人口集中の抑制のために1982年に制定された首都圏整備計画法に縛られ、定員拡大が昨年までも事実上不可能だった。27日韓国半導体ディスプレイ技術学会は「米中間半導体覇権戦争で技術力の優位を確保する半導体専門家が絶対的に不足する」として「端的にソウル大学から輩出された半導体関連修士・博士人材が年平均40人余りに過ぎない」と明らかにした。