100以下なら業況不安示すBSIが49…韓国製造業の急落が止まらない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.27 09:41
韓国経済の柱である製造業の体感景気がさらに急落した。新型コロナウイルスの感染拡大で内需と輸出がともに振るわない影響だ。新規受注、生産、稼動率など主要指標がすべて悪化した。消費市場が少しずつ回復したおかげで非製造業の体感景気は反騰に成功した。
韓国銀行が27日に「2020年5月の企業景況指数(BSI)」を発表した。これによると5月の製造業業況BSIは49で前月比3ポイント下落した。金融危機の余波が及んだ2009年2月の43以降で最も低い数値だ。BSIは企業の体感景気を示す指標で、100を超えると業況が良いと答えた企業が多く、100より小さければ業況が悪いと答えた企業が多いという意味だ。1月に76だった製造業業況BSIは2月に65、3月に56、4月に52に落ち、5月も下落傾向が続いた。
企業規模別では大企業が2ポイント、中小企業が4ポイント、企業形態別では輸出企業が2ポイント、内需企業が4ポイント、いずれも下落した。細部的には売り上げと採算性、資金繰りすべてで悲観的な回答が大きく増えた。売り上げBSIは48で長期平均値の91の半分水準に落ちた。1月に85だった稼動率BSIも急落が続き54まで下がった。新型コロナウイルスの感染拡大により生産に支障が生じ、新規受注が減って設備を稼動できない状況がそのまま現れた。