背後説提起に、慰安婦被害者の李容洙さん「二度とそういうことは言うな」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.27 08:11
世論市場で「メッセージ(主張する内容)を用いて戦い、勝つことが難しいと感じた時、何をするか。そのメッセージを発信した人(メッセンジャー)の人格を攻撃すること」〔柳時敏(ユ・シミン)氏/盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団理事長〕というアプローチ法がある。メッセージに論駁することよりもメッセンジャーを非難する。与党「共に民主党」当選人の尹美香(ユン・ミヒャン)氏と韓国挺身隊問題対策協議会〔挺対協、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)の前身〕に対する李容洙(イ・ヨンス)さん(92)の問題提起に対する汎与党圏の対応方式もこれと同じだ。李さんの25日の2回目の記者会見以降はさらに深刻になった。
与党寄りの放送人キム・オジュン氏は26日、「背後説」を主張した。「記者会見文を読んでみると、李容洙さんが書いたものではないことが明白に見て取れる。誰かがわい曲に関与したのではないか」としながらだ。特に、李さんの「少数の名望家に依存せず、挺対協の成果を国民の力で、新しい力として準備しなければならない」という部分を指摘しながら「その年齢の年配の方が使う言葉ではない。市民団体が組織を導く時に使われる単語」と主張した。