【社説】「間違いを明らかにし、運動変えろ」…慰安婦被害者の李容洙さんの言葉は正しい
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.26 13:22
李容洙(イ・ヨンス)さんが昨日記者会見で話したことは大きく2つに要約することができる。一つは尹美香(ユン・ミヒャン)氏(与党「共に民主党」国会議員当選人)の犯罪疑惑は検察の捜査で糾明しなければならないということ。もう一つは「慰安婦」被害女性に関連した市民団体運動が韓国と日本両国の青年世代に対する教育中心に方向を切り替えなければならないということ。90歳を超えた老人が尹氏問題で大きくなった社会的論争に対してこのように明快に解決法を提示したという点で粛然とせざるをえない。
李さんは「海外に行く時(尹氏の個人口座で)募金したという事実も知らなかった」とし、寄付金着服疑惑を裏付ける発言もしたが、尹氏の横領・背任疑惑に対しては概して言葉を慎んだ。「(メディアの報道で)思いもよらなかったことがたくさん出てきたが、(それは)検察で(捜査)すべきことだと考える」と立場を明らかにした。検察が是是非非を見極めて間違いだと分かれば処罰するべきだというのは極めて正しい主張だ。検察が、尹氏が理事長だった「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」に家宅捜索に入ると、「おかしな意図」云々してこれを阻止しようとする姿勢を見せた与党政治家や尹氏周辺人々は恥じなければならない部分だ。