【コラム】ビール1杯分の支出にも厳しい米国のシンクタンク
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.21 16:46
正義記憶連帯と尹美香(ユン・ミヒャン)前理事長をめぐる寄付に関する議論が盛んだ。今回の事態を見て米国の寄付文化が思い浮かんだ。世界最強とされる米国は他国が持っていないものを多く持っている。その中で特徴的なのは米国のシンクタンクだ。シンクタンクと、そこから派生した政策の生態系は米国ならではの独特のシステムだ。米国のシンクタンクが米国にのみ存在するシステムと言える理由は、寄付で運営される独特な方式のためだ。
もちろん、韓国にもシンクタンクがある。国防研究院・統一研究院など政府が運営する国策研究員は、政府が作成したシンクタンクだ。筆者が勤務する世宗(セジョン)研究所や牙山(アサン)政策研究院などは民間が作ったシンクタンクだ。民間シンクタンクの運営方式は国策研究院とは異なる。独自に造成された運営基金と主要寄付者の寄付で運営される。