北欧で死亡率最高のスウェーデン…集団免疫を選んだ罪、高齢者の悲劇
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.21 15:32
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)に対抗して徹底した封鎖に取り組む代わりに、いわゆる「集団免疫」戦略を選んだスウェーデンの防疫政策に関する議論が続いている。緩いソーシャル・ディスタンス(社会的距離)で近隣諸国に比べてはるかに高い死亡率を見せているのはもちろんのこと、高齢者が主に滞在する介護施設を中心に死者が続出し、「高齢者冷遇論」も出ている。
スウェーデンは新型コロナ事態の初期から強力な封鎖政策を取った他の欧州諸国とは異なり、50人以上の集会禁止、可能なら在宅勤務などの緩やかな規制と「日常生活と防疫を同時に行う政策」を行ってきた。国民の自律的な防疫規則遵守を促し、中学校以下の学校は休校せず、ほとんどのショッピングモール、レストラン、ジムも営業していた。スウェーデンこのような政策は新型コロナのワクチンや治療薬が出ていない状況で構成員の一定の割合に伝染病に対する免疫力を持たせて感染を抑制する「集団免疫」の実験と解釈され、世界の注目を集めてきた。