「コロナワクチン開発しても問題」…専門家が警告した最悪の状況は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.20 11:03
「ワクチン民族主義が問題だ」
世界各国が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のワクチン開発競争に入った中で「自国優先主義」を懸念する声も大きくなっている。ワクチンが開発されても「初めての開発国」や「資金を出した国」から優先にワクチンが供給されるなど争奪戦が予告されているためだ。「ワクチン民族主義」を超えて「ワクチン覇権」が登場するだろうという警告とともに、結果的に不平等がより一層進むという暗鬱な展望も出ている。
伝感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)のジェーン・ハルトン(Jane Halton)会長は18日(現地時間)、オーストラリア・キャンベラで記者会見を開き「新型コロナのワクチンが開発されても自国優先主義が発動すれば世界はこれからも苦痛を受け続けるだろう」と話した。