【時視各角】問題は国の信用だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.20 10:56
緊急災害支援金の給付が始まり10日が過ぎた。職場の休廃業や働き口が見つからず厳しい人たちにはとても重要なお金だ。彼らには町内のスーパーで食料品を買うのに使えるだけでも大きく役立つ。ところが心配事ができた。果たしてこうした無差別な現金給付でいつ終わるかもわからない新型コロナ問題を乗り越えられるかという話だ。余計な心配ではない。いま国際社会のあちこちで目を皿にして韓国をうかがっている。3カ月間に3次追加補正予算まで行う韓国の財政が完全なのか、いざという時に韓国証券市場から資金を引き揚げるべきかを判断しなければならないためだ。
国際通貨基金(IMF)の李昌ヨン(イ・チャンヨン)アジア太平洋担当局長が厳重な警告を飛ばした。彼はメディアインタビューで「経済が厳しくなるたびに現金給付を主張する政治家を国民が好むならばわれわれの将来は明るくない」と話した。その上で「ドルやユーロを刷る米国や欧州と違い韓国が財政を乱用すればウォン安の恐れがある」と警告した。傾聴すべき話だ。