ソフトバンク、日本史上最大赤字…孫正義会長、Tモバイルの持分を売却(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.19 08:04
「人生観を振り返っている」
日本のソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長は18日、創社以来最大赤字を記録したと明らかにし、このように話した。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)に関連した発言だったが、自身の投資失策による実績悪化に対する反省をこめた感想でもあった。ソフトバンクがこの日明らかにした今年1~3月の赤字は1兆4381億円だ。日本企業の四半期赤字金額では史上最大規模だ。
これまで日本企業の最悪の四半期赤字額は2011年東日本大震災当時東京電力ホールディングスが記録した1兆3782億円だった。しかし、東京電力ホールディングスの赤字額は福島原発事故による損失だったということに違いがある。ソフトバンクの赤字は孫会長が主導する10兆円規模の「ビジョン・ファンド」を通した投資事業が失敗した結果だ。孫会長のビジョン・ファンドは「ウィーワーク(WeWork)」「ウーバー(Uber)」などスタートアップ企業への投資失敗で約1兆9000億円の損失を計上した。新型肺炎による消費萎縮も実績悪化に大きな影響を及ぼしたと孫会長は決算発表で直接明らかにした。