「トランプ、再選狙って謀略」中国は静かにコロナワクチン速度戦(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.08 09:45
実験室流出に関連しては「相当な量の証拠がある」というポンペオ長官に対して中国官営英字紙「Global Times(グローバルタイムズ)」は4日、「そのうち一つでも証拠を提示してみよ」と皮肉った。華春瑩氏は6日、「証拠がない」としながら「米国こそ韓国戦争(朝鮮戦争)の時に細菌兵器を使った国ではないのか」と反論した。中国の故意隠蔽についても荒唐無稽だと主張している。昨年12月31日、世界保健機関(WHO)と米国にコロナ情報を伝え、1月4日には全世界に知らせたという。これに対し、トランプ大統領が1月25日に中国のコロナ統制努力に賛辞さえを送っているではないかと中国は反問している。
世界が準備する時間を設けなかったというのはあきれた説だと中国は主張している。中国はもちろん、韓国やイランなどが困難を経験している時に米国は何をしていたのかと反問している。何の準備もせずに2カ月をそのまま過ごした後、今になって大騒ぎしているというのだ。
結局、コロナ防疫に失敗した責任を中国に転嫁しているというのだ。今年11月に近づいた米大統領選挙を控え、トランプ政府の誤りを中国の責任として処理しようと必死だと批判している。