韓経:「日本の餃子」を押し出す「韓国マンドゥ」…米食堂で列を作ってまで食べる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.07 09:00
米国では最近、食卓メニューで韓国「マンドゥ」が脚光を浴びている。人気シェフでありエンターテイナーでもあるジョージ・デュラン氏は複数の番組の中で「家族と共に過ごすイースターの特別メニュー」に韓国式マンドゥを紹介した。YouTube(ユーチューブ)やインスタグラムの有名インフルエンサーたちもマンドゥやタッカンジョン(甘辛いタレを絡めた鶏のから揚げ)、チャプチェ(野菜などを入れた春雨料理)など韓国料理を試食するコンテンツを相次いで投稿している。これまで米国でマンドゥは日本式「餃子」か中国式「ダンプリング」と呼ばれた。マンドゥという韓国発音が浸透するきっかけを作った主役はCJ第一製糖の「Bibigo(ビビゴ)マンドゥ」だ。「Bibigoマンドゥ」の昨年の海外売り上げ比重は60%を超えた。
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)危機が韓国食品業界にとって、グローバル化のための跳躍台になっている。映画『パラサイト 半地下の家族』の人気を追い風にしたチャパグリ〔農心(ノンシム)〕の善戦、冷めやらないプルダックポックムミョン〔三養(サムヤン)食品〕ブームなどが相乗効果を出して世界市場で「Kフード」が類例のない大きな注目を浴びている。「政府主導で推進されたものの成果を出せなかった韓食グローバル化がようやく民間の力によって実を結んでいる」(ムン・ジョンフン・ソウル大学農経済社会学部教授)という分析が出ている。