【社説】白血病児の奇跡、韓日関係回復の転機になるよう期待する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.07 07:29
凍りついた韓日関係を溶かすような温かい便りが飛び込んできた。激しく両国が対峙する中で、韓日両国が協力して白血病にかかった韓国の子どもを今月5日、インドから無事に帰国させたという。
この5歳児は日本政府が自国民のために用意した特別便に乗ってニューデリーを出発、東京を経由した後、仁川(インチョン)に帰ってきた。このことは、隣り合う両国が協力すればいかに多くのことを成し遂げることができるかについて改めて考えさせてくれる。今回は日本が助けたが、3月には韓国政府がマダガスカル・フィリピン・ケニアの海外同胞を撤収させる際、チャーター機に日本人を乗せてその帰国を助けた。これに続いてインド・スーダンでは日本のチャーター機に韓国人が乗って帰国した。このような人道的レベルの相互扶助で最悪まで落ち込んだ韓日関係が改善される絶好の機会ができた。