韓経:現代起亜自動車64%・GM10%…韓国製造業、クォンタムジャンプの機会来た
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.06 09:48
「64.7%対10.5%」。先月17日基準の現代・起亜自動車と米ゼネラルモーターズ(GM)の工場稼動率だ。ルノーが15.0%、フォードが17.2%、BMWが18.2%など他の自動車メーカーが10%台の稼動率を抜け出せていないのとは対照的だ。新型コロナウイルスにより世界の自動車工場が止まったが、現代・起亜自動車は「生産の崖」を避けている。先制的な防疫とサプライチェーン管理によりシャットダウンを防いだのだ。自動車だけではない。3月の韓国の製造業平均稼動率は統計庁発表で新型コロナウイルス以前と同水準である74.1%を記録した。
韓国経済の柱となってきた製造業が大反撃を準備している。世界的なパンデミックの状況でも大規模投資を着々と進め機会をうかがっている。LGディスプレーは7-9月期に中国・広州の有機ELパネル工場を本格的に稼動する計画だ。有機ELテレビの需要爆発に備えた動きだ。サムスン電子も年末からDRAMのサイズを小さくできる極端紫外線(EUV)露光装備を世界で初めてDRAM工程に用いるなど競争力を引き上げるのに集中している。ホセ・ムニョス現代自動車グローバル最高運営責任者(COO)は「新型コロナウイルスが終息すれば安定的に物量を供給できる現代自動車がシェアを高めて勝者になるだろう」と話した。