在韓米軍所属のＡＨ－６４アパッチが最近、太平洋で米海軍駆逐艦と訓練を行った。在韓米軍のアパッチのガルフ海域展開を控えた訓練ではないかという見方が出ている。

在韓米軍によると、米海軍の第５１海上攻撃ヘリコプター飛行大隊は先月３０日、部隊のフェイスブックに同部隊のＭＨ－６０Ｒシーホーク１機が米陸軍第２戦闘航空旅団のＡＨ－６４アパッチ２機と合同訓練をする写真を公開した。第５１海上攻撃ヘリコプター飛行大隊は日本の厚木基地に駐留し、第２戦闘航空旅団はキャンプ・ハンフリーズ（京畿道平沢）に基地を置く。

第５１海上攻撃ヘリコプター飛行大隊側は正確な訓練場所を公開せず、第７艦隊作戦区域（ＡＯＲ）で米海軍のイージス駆逐艦「マッキャンベル」（ＤＤＧ８５）と共に訓練を行ったと明らかにした。

この訓練をめぐり米国が在韓米軍のＡＨ－６４アパッチを中東地域に移動させようとしているという解釈が出ている。米陸軍のＡＨ－６４アパッチが最近、ガルフ海域で米海軍と共同でイランの高速短艇を撃沈する訓練をしたからだ。イラン革命防衛隊の高速短艇が先月１５日、ガルフ海域で米軍海軍戦闘艦１０メートルの距離まで接近すると、トランプ米大統領が「イラン艦を撃沈すべき」と指示した。

米国は２００８年、在韓米軍のアパッチヘリコプター２個大隊のうち１個大隊をイラクに派遣した前歴がある。２０１７年１月にようやく１個大隊を補強した。在韓米軍はアパッチ大隊を６－９カ月単位で循環配置している。今年夏、ケンタッキー州フォートキャンベルの第１０１戦闘航空旅団所属大隊が韓国に展開する計画という。循環配置部隊は撤収や海外移動が比較的容易だ。