韓経:「Kプレミアム」時代…「メイド・イン・コリア」の待遇が変わった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.04 08:53
京畿道金浦市(キョンギド・キンポシ)にある中堅家電企業のウォンボンは浄水器、冷温水器、空気清浄器などを、ロシア、中東、東南アジアに輸出する。創業者であるキム・ヨンドン会長と従業員は最近になり変化した韓国の位置づけを実感している。新型コロナウイルスに打ち勝っている韓国のストーリーが世界に大きな響きを与え、「輸出製品に太極旗を付けてほしい」という海外バイヤーの要請が増えたためだ。キム会長は「5年前から中東のバイヤーの要求で太極旗を付けているが、最近は他の国からも『メイド・イン・コリア』と太極旗を入れてくれと言われる。この機会をうまく活用して輸出を増やし新たな取引先も発掘していくだろう」と話した。
新型コロナウイルスを契機に韓国の国格と世界での位置づけが見違えるように高まっている。「コリア・ディスカウント時代は過ぎコリア・プレミアム時代が来た」という自負心が全方向に拡散している。韓国で地域感染が爆発的に増えた2月には想像できなかった大転換だ。米国や欧州などほとんどの先進国市民が「韓国の再発見」を話している。韓米経済学会長を務めた米アラバマ大学経済学科のイ・ジュンス教授は「従来の携帯電話と半導体をうまく製造する国から、防疫と医療体系、IT、バイオなどさまざまな分野で能力と底力を備えた国と認識され始めた」と話した。