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【コラム】国格大きく高めた「K防疫」、いまは新型コロナ2次流行に備えなくては

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.05.03 12:35
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2020年1月20日、米国と韓国はともに最初の新型コロナウイルス患者発生を報告した。それから100日が過ぎた4月28日、米国の感染者は100万人を超え5万7000人の死亡者が発生した。これに対し韓国は感染者1万752人、死亡者244人だ。韓米間の人口差を補正しても米国は韓国より感染者が14倍、死亡者は35倍も多い。

新型コロナウイルスのパンデミック状況で「K防疫」(韓国型防疫)が韓国医療の先進性を広め国格をさらに高めている。事実韓国ほど良質の医療サービスを安く利用できる国はない。数十年間持続した優秀人材の医療界偏重現象、3分診療を量産した低酬価政策、全国民医療保険制度の定着、社会貢献目的の大企業先端病院設立など韓国特有の社会文化的要素が絶妙に同時多発的に交わって現れた結果だ。

 
◆韓国よりできない先進国医療

米国は世界最高水準の医科学分野を先導するが国民健康管理は民営医療保険に依存する。最上の医療の恩恵は最高の医療保険加入者のために存在し、国民の9%の約2700万人は医療保険がない。「有銭無病、無銭有病」のシステムであるわけだ。

例えば健康診断も普通の医療保険に加入すればそれぞれ別の日に検査を受けなければならないが、高額な賄賂を支払えば1日にまとめて受けることができる。健康保険公団主導の下に定期的な国家検診を実施し管理する韓国と全く対照的だ。世界保健機関(WHO)が10年後の2030年に韓国人の期待寿命が女性90.8歳、男性84.1歳と男女とも世界1位になると予想した根拠だ。

医療システムよりさらに大きな違いは高い医療費だ。新型コロナウイルス治療だけでも米国で入院治療を受ければ医療保険未加入者は4000万~9000万ウォンを支払わなければならない。これに対し韓国は治療費自体も10~20%水準で、それすら患者負担料は国が負担する。

1948年から国レベルで全国民に保健医療サービス(NHS)を提供してきた公共医療先進国の英国も新型コロナウイルスの大流行状況では力不足だったようだ。実際に英国の人口は韓国より30%多いが感染者は16万人以上で死亡者も2万人を大きく上回る。美しい文化遺産を持つ医療先進国と考えていたフランス、イタリア、スペインの状況も英国と似ている。医療の水準、効率、アクセス性などあらゆる分野で韓国に満たない状況だ。

事実韓国医療陣は低酬価政策を突破するために長い年月にわたり診療時に集中力を発揮し患者を数分以内で診療するよう訓練された集団だ。これに対し米国や西欧各国の医療陣は患者の相談も1日に10人、多くても20人を超えない。こうした余裕がある状況になじんだ医療陣が突然押し寄せる患者を速やかに分類し診療するのは容易でないはずだ。その上韓国は5年前にMERSを体験し、感染症の流行に備える防疫体系も備わった状態だ。

もちろん先進的な「K防疫」が優秀な医療陣の献身的努力と全国民医療保険制度、MERS経験だけでなされたのではない。防疫指針をしっかりと実践できる水準の高い国民がいたので可能だったことだ。

実際に韓国は世界最高の教育水準、情報通信技術、スマートフォン利用率、防犯カメラ設置率、効率的な宅配システムなどにより国家防疫指針を順守できるインフラと国民的能力が備わった国だ。

マスク着用だけでも先進国は少し前から実施しているのに対し韓国は多くの国民が感染初期から実践してきた。また、大衆利用施設の各所に消毒液を備えつけいつでも使えるようにし、公共スペースで他人と2メートルの距離を維持することもしっかり守る。おかげでまだ韓国は爆発的な患者発生がなく、市民が比較的自由に各種施設を利用しながら暮らす。

先進国で自己隔離命令を受け暮らす人たちは生活必需品の購入や病院訪問のような必須状況だけ外出が許される状況を「看守のいない監獄」と表現する。

このようにすべての国民が防疫指針をしっかり実践したためいまでは「韓国では集団免疫を期待しにくい」という見通しが出てきている。集団免疫は多数の構成員が予防接種や感染を通じて免疫性を持ってこそ得ることができる。

しかし集団免疫を得るために患者の発生を放置することはできない。現在まで使われた多様な薬品のうち公認された標準治療剤がないためだ。残った方法はワクチンだが、現在では新型コロナウイルスワクチン開発に必要な基本的なプラットフォームを備えた研究所がない。そのためワクチン発売よりは新型コロナウイルスが世界各地に広がる過程で毒性が徐々に低くなることを待つ方が早そうだ。新型ウイルスが致死率を低くするのは人間と長い歳月を共存するための戦略だが、通常は1~2年が必要とされる。

◆水準の高い国民意識と対応が「ニューノーマル」に

したがって「100日の善戦」に満足する代わりに新たな気持ちで長期的な予防戦略を立てなければならない。ひとまず新型コロナウイルスで提示されたマスク着用、手洗い、ソーシャルディスタンスなどの新しい規範を「ニューノーマル」として受け入れ適応しなければならない。幸い米国で始まった迅速な診断技法が韓国に導入されれば現在よりさらに自由な社会活動が可能になるだろう。例えば検査で抗体があれば社会生活をし、抗原があれば2週間隔離治療を受ける形だ。

感染症専門家らは依然として秋以降にいまよりもっと大きな新型コロナウイルスの大流行がくる恐れがあるとして警戒を緩めないよう強調する。今後もしばらくは先進医療を先導する国民という自負心と忍耐心を基に「賢い」新型コロナウイルス流行時代を生きなければならないようだ。

ファン・セヒ/国立中央医療院健康増進予防センター長

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