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【グローバルアイ】勝った者の我田引水

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.01 09:37
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「党が一丸となって努力したので勝利した。感染症対策を理解し、協力してくださった国民の皆様に感謝申し上げる」(安倍晋三首相)、「政府の感染症対策、自民党の努力が評価を受けた」(世耕弘成自民党参議院幹事長)。

先月26日に実施された衆議院静岡県4区補欠選挙で勝利した後、自民党の主な幹部が役員会で述べた言葉だ。

 
選挙は新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)に対する日本政府の右往左往した対応が俎上に乗せられた状況で実施された。自民党候補と立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党が推薦する無所属議員との一騎打ちだった。結果は意外に間の抜けたものだった。6万6881票と3万8566票、ダブルスコアに近い自民党の勝利だった。

予想を覆す大勝に鼓舞されたのだろうか。安倍氏をはじめとする自民党指導部は、突然「新型コロナの政府の対応が適切だったから勝った」という主張をし始めた。

これはとんでもない我田引水だ。無所属候補を推薦した4党の野党の支持率をすべて合わせても自民党支持率(30%前後)の3分の1にすぎないのが日本野党の現実だ。傾いた日本の政治地形のせいで勝っただけなのに、自民党はお門違いも甚だしくコロナ対応問題を勝利と結びつけた。

このような我田引水は昨年にもあった。7月の参議院選挙で勝利した安倍氏は「改憲に対して国民の支持を受けた」と胸を張った。改憲は当初から重要な選挙イシューではなかった。だが、安倍氏は暇さえあれば「改憲議論を正しくやってほしいという国民の声を聞いた」と主張した。

「進歩陣営の完勝」で終わったという韓国総選挙のその後の姿もこれと大きく違わない。共に民主党指導部は「気をしっかり引き締めなければならない」と言って表情管理に出た。だが、党では「大統領単任制を重任制に変えて、責任総理制度を導入しよう」という改憲論が噴出している。また、与党の衛星政党は尹錫ヨル(ユン・ソクヨル)検察総長の揺さぶりに出た。野党を無視したまま一方的に改憲を推進しろと、彼らにとって邪魔者である尹総長を追い出せと言って国民は票を与えたわけではないはずだ。

さまざまな解釈があるが、率直に新型コロナがなかったとすればこのように一方的な結果は出なかったはずだ。情けない国の経済、国の品格を落としたチョ・グク・スキャンダル、政権の露骨な検察圧迫がすべて葬られた。コロナがなかったなら当選が難しかった相当数の与党候補が競合地域でバッジを手にした。韓国の政治は自民党1強の日本政治風土とは違う。我田引水と傲慢はいつでもブーメランとして戻ってくる。水の流れはいつでも変わりうる。

ソ・スンウク/東京総局長

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