韓経:日米欧の中央銀行保有総資産17兆ドル…世界のGDPの20%に達する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.29 09:55
今年に入り米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、日本銀行の世界3大中央銀行が保有する総資産が急増し、世界の国内総生産(GDP)の20%に達することが明らかになった。新型コロナウイルスにともなう前代未聞の不況に陥った世界経済の救援投手に乗り出してだ。国債だけでなく社債、企業手形(CP)まで大挙買い入れる方式で政府と企業の資金源の役割をしている。格付け会社のフィッチ・レーティングスは今年各国の中央銀行が発券力を動員して金融を緩和する量的緩和規模が6兆ドルに達すると予想した。これは2009~2018年の9年間の世界の量的緩和規模の半分を超える。企業の資金調達を支援するために社債買い入れ規模を大幅に増やすことにし、自国で発行した債券の15%ほどを中央銀行が保有することになる珍現象も広がっている。
世界の中央銀行の隊長格であるFRBが保有する総資産は27日現在6兆5000億ドルほどだ。わずか2カ月で50%急増した。日本銀行の総資産は610兆円、ECBは5兆ユーロで、ドル換算した3大中央銀行の総資産は17兆4962億ドルだ。国際通貨基金(IMF)が集計した昨年の世界のGDP90兆8475億ドルの19.26%に達する。