「コロナ失業」急増、韓国の従業員数が初めて減少
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.29 07:53
世界金融危機直後の2009年にも減らなかった韓国国内の従業員数がコロナ不況で初めて減少した。特に臨時・日雇いや特殊雇用労働者など雇用が不安定な勤労者と300人未満の小規模事業体の従事者の減少が目立った。増加傾向だった労働者の賃金も減少に転じた。こうした要因は今年1-3月期の民間消費の萎縮の原因となった。
雇用労働部が28日に発表した「3月の事業体労働力調査」によると、先月、1人以上の事業体全体の従事者は1827万8000人と、前年同月比で1.2%(22万5000人)減少した。国内の従事者が減少したのは雇用部で関連統計を作成し始めた2009年6月以降初めて。
飲食店・学習塾などコロナ直撃弾を受けたサービス業種で雇用が大幅に減少した。飲食・宿泊業15万3000人(-12%)、教育サービス業10万7000人(-6.7%)、芸術・スポーツ・余暇サービス業3万9000人(-11.9%)などで従事者の減少が目立った。従業員が最も多い(全体産業に対する従事者の比率約20%)製造業も「新型コロナ不況」を迎えた。3月の製造業従事者は371万8000人と、前年同月比で0.3%(1万1000人)減少した。