孫興民（ソン・フンミン、２８、トッテナム）の７９ｍドリブルゴールがイングランド「プレミアリーグ歴代最高のゴール」に選ばれた。

英スカイスポーツは２７日（現地時間） 「プレミアリーグ歴代最高ゴール」を選ぶファン投票の結果を発表した。トッテナムのＦＷ孫興民（ソン・フンミン）が昨年１２月８日のバーンリー戦で決めたゴールが２６％の支持を受けて１位になった。

スカイスポーツはプレミアリーグ２８年の歴史から候補５０ゴールを選定した。最終的に１６ゴールに絞って３週間のファン投票を実施し、この日、結果を発表した。

２位は２０１１年にマンチェスター・ユナイテッド所属のウェイン・ルーニーがマンチェスター・シティ戦で決めたシザーズキック（１３％）。孫興民はルーニーより２倍多い支持を受けた。３位は２０１２シーズンにリバプール所属のルイス・スアレス（ＦＣバルセロナ）がニューカッスル戦で決めたゴール（８％）だった。

孫興民は昨年１２月８日のバーンリーとのプレミアリーグ試合でワンダーゴールを見せた。孫興民はトッテナムの自陣から８６．８ヤード（７９．３６メートル）を単独ドリブルし、相手選手５人をかわしてゴールネットを揺らした。ボールを奪ってからゴールまで１１．１秒しかかからなかった。

スカイスポーツは「孫興民は自陣から走り始めた。昨年のゴールだが、孫興民の卓越したプレーは王冠を手にするほど印象的だった」と評価した。

孫興民のワンダーゴールは３月６日のロンドンフットボールアワーズの「今年のゴール」にも選ばれた。その前日にはザ・アスレチックの「今年のゴール」に選定された。

一方、孫興民が英国に戻れば２週間の自宅待機があるため、トッテナムの練習の序盤は合流が難しいという現地報道があった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でプレミアリーグが中断した中、孫興民は先月２０日、済州（チェジュ）海兵第９旅団に入所し、来月８日まで基礎軍事訓練を受ける。プレミアリーグは６月の再開を目標に５月１８日から公式訓練を再開する方針だ。

ザ・サンやミラーなど英メディアは２８日、「孫興民が英国に戻れば２週間の自宅待機となる。５月１８日に始まるチーム練習には参加できない。自身３度目の自宅待機」と伝えた。

これに先立ち孫興民は２月に韓国で腕の手術を受けた後、英国に戻って自宅待機となった。また、基礎軍事訓練のために先月帰国し、国内でも自宅待機した。孫興民は英国に戻っても５月末ごろからチーム練習に参加できる見通しだ。