【社説】新規感染者一桁の成果…「第2のシンガポール」には警戒せよ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.20 14:03
新型コロナウイルス感染症の新規感染者が一桁に減少した。19日0時基準の感染者は8人で、大邱(テグ)で新興宗教団体「新天地」関連の感染者が相次いだ直前の2月18日(2人)以来、61日ぶりだ。これまで新型コロナウイルス感染症と命をかけて死闘を続けてきた医療従事者の苦労に加え、防疫に協力してきた国民の参加のおかげが大きい。3月22日から2度にわたりソーシャル・ディスタンス(社会的距離)の確保を強く進めてきた成果が時間差を置いて現れたものとみられる。
疾病管理本部をはじめ、専門家はまだ安心するには早いと指摘している。今回の新型コロナウイルス感染症が無症状感染という恐ろしい特性を持っているためだ。何よりも、感染経路が不明な感染者が出続けていることも現状では気がかりだ。実際、慶尚北道醴泉(キョンサンブクド・イェチョン)では感染経路不明の感染者が30人余りを感染させた。今月に入って確認された感染経路が分からない感染者が感染者全体の約3%にも及ぶ。決して少ない数ではない。