「日本政府、‘新型インフルエンザ’程度と楽観…日本、まだピークでない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.18 13:20
日本のコロナウイルス感染症への対応については、発生初期段階から政府がウイルス検査を十分にしていないという指摘があった。検査を受けることができなかった軽症者や無症状者が日常生活をしながらウイルスを広めた。もう陽性判定を受けてもどこで感染したかが分からない比率が東京や大阪では80%に達している。「院内感染」も相次いで発生し、ある病院では174人が感染、20人が死亡するという事例も出てきた。感染者が急増しているが、病床が不足し、医療現場では「医療崩壊」の直前だ。総体的難局を迎えている。
結局、東京の医師らが動き始めた。保健所を通さず医師の判断だけでも検査を受けられるよう東京にウイルス検査施設30カ所を設置することにした。日本厚生労働省もようやく「ドライブスルー」方式の検査を公式的に追認し、検査を拡大することにした。東京都の変化は全国にも影響を及ぼす。
厚生労働省を動かした東京都医師会の尾崎治夫会長に会った。尾崎会長は「東京の状況はまだピークでない。一日100人台の感染者が発生する状況が10日間は続くだろう」と述べた。また、新型コロナ発生初期に新型インフルエンザ程度と状況を楽観していた点を日本の初期戦略失敗の原因に挙げた。続いて「米疾病対策センター(CDC)のような組織を作るのが今後の日本の課題」と語った。