韓経:テレビパネルの新たな仕入先探すサムスン電子…「悪縁」シャープと再び手を握る?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.13 09:41
シャープがサムスン電子の映像ディスプレー(VD)事業部に大型LCD(液晶表示装置)パネルを供給するという見通しが出ている。来年から大型LCDパネルを生産しないと宣言したサムスンディスプレーをシャープに代えるということだ。
今月8日、ディスプレー市場調査企業のDSCCが報告書に「2社がパネル供給契約を結んだ」という内容を含めたことが発端だった。主要外信がこの内容を一斉に報道しながら「サムスン-シャープ取引再開説」に火がついた。サムスンも否定していない。サムスン電子関係者は「取引先についての状況を確認することはできないが可能性は高い」と話した。
2社の縁は一筋縄ではいかない。サムスンが初めてディスプレー事業に進出した1990年代初期には、日本シャープは「絶対に追いつくべき企業」だった。夢がかなったのは2005年だ。当時、直接パネル事業を手がけていたサムスン電子のシェアは20%。先発走者のシャープ(18%)を2%ポイント差で追い抜いた。LCD事業部が別会社のサムスンディスプレーに分離したのは2012年だ。2013年にはサムスン電子が「協力関係の強化」を目的にシャープ株3%を買収することもあった。