北朝鮮、「コロナ清浄国」誇示? 開催する必要のない最高人民会議を強行
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.08 08:49
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の世界的大流行(パンデミック)により各国が住民の移動を統制する「社会的距離の確保」運動が真っ最中だが、北朝鮮は今月10日最高人民会議(定期国会)を開催する。北朝鮮は通常1年に1~2回会議を開いて人事と法律改正に踏み切ってきた。特に、4月に開く最高人民会議は予算を決算し、今年予算案を審議する定期国会の意味合いが強い。
しかし、北朝鮮が毎年大々的な祭りの雰囲気を演出した金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日(2月16日)行事を大幅に縮小するなど、先月まで新型肺炎によって「異常な」国政運営をしてきたため、どのような形であれ最高人民会議が影響を受けるのではないかとの見方が多かった。