駆虫剤がコロナに効果? 韓国疾病管理本部長「感染者への投与はとても無理」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.07 11:59
韓国保健当局が海外で効果があると報じられた駆虫剤を新型肺炎の感染者に使うことについて「とても無理」とはっきりとした一線を画した。
チョン・ウンギョン中央防疫対策本部長は6日、定例ブリーフィングでこのように明らかにした。この日、記者団が「オーストラリアの研究チームが『イベルメクチン』という駆虫剤が新型肺炎に効果があるという研究結果を発表したが、これに対する中央防疫対策本部の立場が気になる。駆虫剤の効果があると判断するのか、危険性はないのか聞きたい」と質問した。
チョン本部長は「私もオーストラリアの研究論文を検討してみた。ところが、イベルメクチンという駆虫剤が現在感染者や人に投与して効果を検証したのでなく、細胞水準での効果を検証して効果があり得るということを提示したもの」と指摘した。