大株主マヒンドラ、双龍車を放棄? 「2300億ウォン投資できない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.06 07:48
双龍(サンヨン)自動車に赤信号がついた。大株主のインドのマヒンドラが当初約束していた投資を拒否し、外部からの輸血のない独自生存を模索しなければいけない状況に直面した。
双龍車は今年、韓国国内自動車5社のうち唯一新車を出せないなど、事業の不振に苦しんできた。さらに新型コロナウイルス感染症で経営環境はさらに難しくなったが、マヒンドラの投資までもなくなった。双龍車は5日、「マヒンドラグループの新規資金支援に支障が生じたが、未来の競争力確保と雇用安定のために現在推進している経営刷新作業を支障なく進めていく」と明らかにした。
マヒンドラは3日、特別理事会を開き、双龍車に投入する計画だった2300億ウォン(約200億円)規模の資金を投入しないことにした。これに先立ち1月に訪韓したマヒンドラのパワン・ ゴエンカ社長は韓国に対する投資を前提に李東杰(イ・ドンゴル)産業銀行総裁に双龍車に対する追加の支援を要請した。これを通じて2022年に黒字転換をすると述べたが、スタートも切れなくなったのだ。マヒンドラは2011年に双龍車に5225億ウォン(持ち株比率72.85%)を投資し、その後の2度の有償増資(1300億ウォン)を通じて持ち株比率を74.65%まで増やした。