「大砲」を取り出した韓銀総裁…証券会社への直接貸出を示唆
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.03 08:26
韓国銀行(韓銀)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が2日、「社債市場の安定のために非銀行金融機関に対して貸し出しをする案を検討する」と明らかにした。無制限の買い戻し条件付き債券(RP)買い入れという格別の対策を出したが、状況がさらに悪化する場合は証券会社などに直接貸し出しをするという趣旨だ。
李総裁はこの日午後、幹部会議を開き、社債および企業手形(CP)市場状況を点検した。李総裁は「1日に債券市場安定ファンドが稼働し、2日に韓銀の全額供給方式のRP買い入れを通じた流動性供給が始まった」とし「社債の満期到来規模などを考慮すると、当分は市場の需要と債券市場安定ファンド買い入れなどで(社債)借り換えが可能になるだろう」と述べた。韓銀は先月26日、無制限RP買い入れ方針を明らかにした後、この日初めて5兆2500億ウォン(約4600億円)規模のRPを買い入れた。