【コラム】未来の変化7大要素から見た新型コロナ以降の世の中(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.02 14:02
人と人との間の「関係」が変わるに伴い、オンラインビジネスがより活性化するだろう。また、世界経済の萎縮は温室効果ガスの排出を縮小させるものとみられる。もしかしたら地球がコロナウイルスを使って地球環境を保護させているのかもしれない。
現在、先進国は少子高齢化で深刻な問題を抱えている。統計を見ると、高齢者が今回の感染病に特に脆弱なことが分かっている。人口構造で高齢者の比率がやや減少する可能性がある。少子化の理由を詳しくみてみると、余裕のない暮らしと高い育児費用を挙げる。世界が不況に陥れば、日々の生活はさらに厳しくなり、出生率はもっと低くなる可能性が高い。おそらく来年産まれる新生児の数は今年よりもさらに減っているだろう。
政治は人と人との間の葛藤調整と意見の取りまとめが基本機能だ。ところが対面接触が減れば政治文化に新たな局面が形成されるだろう。まず差し当たって国会議員選挙がこの変化に直面している。国際政治ではもっと大きな変化が予想される。グローバル化を強調した国々が自国の事情が負に転じると、国境を封鎖して国家主義に背を向ける様子が目に入ってくる。国際関係で重要視された貿易・技術・核兵器・エネルギーイシューがウイルス問題に圧倒されている。