新型コロナウイルスの感染拡大で、日本が近く韓国と米国、中国などに滞在した外国人の入国を拒否するという現地報道について、外交部は「そうした方向であるものと推測している」との立場を伝えた。日本は先週末に韓国側にこうした措置と関連した内容を説明したという。

外交部高位当局者は３０日に記者らと会い、「日本が韓国人などに対し入国を拒否するという日本メディアの報道があったが事前説明はあったか」との質問に「事実（日本が）発表はまだしていない。きょう日本のメディアに記事が出て、概ねそのような方向であるものと推測はしている」と答えた。同当局者は「事前に（日本と）緊密に疎通し説明を受けている。内容は相手側の発表を見なければならない」と説明した。日本政府が先週末に韓国政府にこれと関連した内容を説明したというのが同当局者の説明だ。

朝日新聞はこの日、「日本政府は米国、中国、韓国の全土と、英国など欧州のほぼ全域からの外国人の入国を拒否するなど、水際対策を大幅に強化する方針を固めた」と報道した。水際とは海外の感染源が空港や港湾を通じて国内に入ってくるのを防ぐという意味だ。

同当局者は「日本の状況は日ごとに変わっており、日本政府もさまざまな強力な措置を悩んでいるようだ」と話した。

また、外交部は中国側と企業関係者に対する例外的入国許容案を調整する段階だと説明した。ケイ海明駐韓中国大使を２７日に呼んだ際に企業関係者の例外入国問題も協議したという。同当局者は「中国側もそうした必要性を認め何か枠組みを用意しようという積極的な姿勢を持っている」と説明した。

彼は引き続き「基本原則はそうしたこと（企業関係者の例外入国）が必要だということを認め細部条件を調整する段階。できる、できないではなく、基本的にそのようにしてみようということで一致したものがある」と話した。