６２人の新型コロナ集団感染が発生した大邱（テグ）の第２ミジュ病院でまた感染者が出てきた。

大邱市は２８日、第２ミジュ病院で１２人の新型コロナ感染者が発生し、この日まで計７４人の集団感染が確認されたと明らかにした。７４人の感染者のうち７３人は患者、１人は看病人。第２ミジュ病院には看病人など病院従事者７２人と患者２８人がいる。

この病院は９０人の集団感染が確認された大邱デシル療養病院と同じ建物にある。大邱市と保健当局は第２ミジュ病院の集団感染発生は同じ建物内のデシル療養病院と関係があるとみている。この建物の３－７階はデシル療養病院、８－１１階は第２ミジュ病院で、地下は葬儀場。

まず、２０日にデシル療養病院で集団感染が発生した。この病院では９０人が陽性判定を受けている。両病院は同じエレベーターを使用するため、エレベーターを通じてウイルスが伝播した可能性が高い。大邱市は該当病院にコホート隔離措置を取った後、全数調査を施行した。

この日、大邱のキムシン療養病院でも２人が陽性と判明し、計４４人の感染が確認された。ハンサラン療養病院でも６人の感染が新たに確認され、同病院の感染者は計１０９人に増えた。ベソン病院、ファティマ病院、チン病院でもそれぞれ１人ずつ新たな感染者が出てきた。