韓国10大グループの新事業オールストップ 「生産生態系守れ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.27 10:39
「通貨危機(1997年)や世界金融危機(2008年)の時ですら体験したことのない状況が広がっている。シナリオ別コンティンジェンシープラン(非常経営計画)を稼動しているが、売上が急減しているところに構成員の心理的安定感まで揺らいでいて危機感がいつもに増して大きい」(ある大企業の最高経営陣)
「ほぼ成立しかかっていた買収・合併をひとまず保留した。市場の状況が極度に不確実で、新事業はオールストップ。現金確保を最優先にしている」(10大グループ関係者)
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の世界的拡散で韓国の主要大企業がコンティンジェンシープランの稼働に入った。グローバル生産基地が相次いで一時閉鎖に追い込まれ、米国・欧州など大企業の核心市場が一気に冷え込んでいるからだ。