韓経:韓国政府、外貨規制を緩和して企業にドル輸血へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.27 09:57
韓国政府がドル不足に苦しむ企業を支援するため外国為替健全性関連規制を一時的に緩和することにした。銀行など金融機関の非預金性外貨負債に賦課する外国為替健全性負担金を6月末まで免除する。銀行の外貨流動性カバレッジ比率(LCR)下限ラインは従来80%から70%に引き下げる。
政府は26日、マクロ経済金融会議を開き、こうした内容の「外国為替健全性制度調整案」を確定した。銀行などに適用してきた外国為替健全性制度を緩和し、企業に外貨が円滑に供給されるようにしたのが核心だ。政府関係者は「世界的にドルを好む現象が強まり、外貨流動性が低下する兆候が表れている」とし「2008年のグローバル金融危機当時に導入した外国為替健全性制度を一部緩和してこの問題を解消する考え」と説明した。この日の会議には企画財政部、金融委員会、韓国銀行(韓銀)、金融監督院などが参加した。