東京五輪、春の開催も…IOC会長が電話会見「犠牲必要な前例のない挑戦」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.26 07:50
東京オリンピック(五輪)延期に関連し、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が25日、「開催時期は来年夏に限定しない」と明らかにした。夏季五輪ではあるが、春に開催する場合もありうるという意味だ。バッハ会長は「延期期間は夏」と説明し、秋以降の開催の可能性については一蹴した。バッハ会長はこの日、中央日報を含めた世界のIOC出入り記者と行った電話記者会見でこう明かした。この日の電話記者会見には約400人の記者が参加し、東京五輪の延期が急きょ決まった背景と今後の計画に対して質問があった。
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡散にもかかわらず、IOCは22日(現地時間)まで「東京五輪の延期はない」という立場を守っていた。だが同じ日、バッハ会長がIOCの最高意志決定機構である執行委員会(EB)を緊急招集し、ここで「延期の可能性」に初めて言及した。バッハ会長は「延期決定がなぜこのように遅れたのか」という記者団の質問洗礼に「我々は毎日24時間、新型コロナ関連の状況を綿密にモニタリングしている」とし「しかし、日曜日(22日)に世界保健機関(WHO)でも懸念を表明し、米国やオセアニア大陸、アフリカなどまで拡散する様子を見て、緊急EBを招集し、活発な協議の末に(延期の可能性を協議することを)決めた」と説明した。